【レビュー】iPhoneやiPadのデータ管理に、無料で使える「EaseUS MobiMover」が便利すぎる件

どうも、Kotaです。iPhoneって、もはや携帯電話としての機能にとどまらず、時にはカメラとして使ったり、ボイスレコーダーとして使ったり、ゲーム機として使ったり、はたまた本(電子書籍)を読んだり…パソコンよりもコンパクトで、使い方によってはパソコンよりも高機能&操作性の良い端末になり得ますよね。

またiPadも、パソコンのような厚みがなく、スマートでなおかつ大画面というメリットがあり、出先で動画を見たり、プレゼンテーションをしたり、何かと便利に使えるので僕もいつもカバンに入れて持ち歩いています。

だって、本を1冊持ち歩くのはスペース的にも重さ的にも厳しいですし、iPadなら電子書籍であれば、1冊どころか何百冊持ち歩いても、重さもスペースも変わりません。便利な時代になったもんです。

しかし、iPhoneもiPadも、高機能であるがゆえに、問題点もあります。

ユーザーの悩み:容量が足りない

最近のiPhoneやiPadは、カメラの画質もかなり良くなってきてますし、スペックもパソコンに引けを取らないレベルで向上してきています。

写真を撮りまくったり動画を保存しまくったり、はたまたゲームやニュース、テレビ、動画閲覧アプリなどをバンバンインストールしていると、だんだんとその端末の容量を圧迫してきます。

テレビや動画、本を見たければ、出先ではiPadの大画面は非常に便利ですし、ゲームをしたければ手のひらサイズのiPhoneだと操作性が抜群に良いです。

こうやってほとんどのやりたいことはiPhoneやiPadを通して叶うようになってきたのですが、何でもかんでも詰め込みすぎると容量が足りずに、例えば友達との旅行で記念写真を撮りたいと思った時に容量不足で撮り逃したり、iOSのアップデートが容量不足でダウンロードできなかったり…iPhoneやiPadの良さを十分に生かすことが出来なくなってしまいます。

iOS端末のデータ管理に「EaseUS MobiMover」

で、僕も仕事でもプライベートでもiPhoneを利用するのですが、やはり容量問題というのは常に意識していますし、すぐに使わないデータをMacBook Airに送ったり、MacBook Airでデータを管理して、できるだけiPhoneの容量を削減するように工夫をしているわけですが・・・

その中で僕がオススメできるiPhoneデータ移行ソフトをご紹介します。容量不足で困っている方に、この記事が少しでも解決策となれば嬉しいです。

今回紹介するのは「EaseUS MobiMover」というソフト。僕はMacBook Airを利用しているのでOS Xですが、このソフトの良いところはMac OSにもWindowsにも対応している点です。

EaseUS MobiMoverで何ができる?

iPhoneもiPadも操作性が良くて高機能であるがゆえに、ストレージ不足に陥ることが多いのが悩みですが、ではこのソフトで何ができるかを説明しましょう。

1.iOS端末からパソコンにデータをバックアップ

これはデータ移行ソフトの定番中の定番と言っても過言ではないほど重要な機能ですが、もちろんEaseUS Mobi Moverでも可能です。

iPhoneの買い替え時データの一部を家族の端末に共有したい場合、あるいは不慮の事故に備えての定期的なバックアップなどなど、このソフトを一本持っておくだけでそれら全てを簡単に済ませることができます。

2.パソコンからiPhone/iPadにデータを移行

当然ながら、パソコンからiPhoneや iPadにもデータは移行できます。バックアップデータを移行できるのは当たり前のことですが、このソフトではもともとパソコンに入れていたファイル、例えば画像なんかもiPhone/iPadに転送することができるんですよね。

試しにデスクトップに置いといた画像ファイルを1つ転送してみたのですが…一瞬で転送できました(このスクショ撮るのにも苦労するレベルで速いですw)。

3. iOS端末同士のやりとりも一発でOK

例えば、旅行先でiPhoneで撮った写真をiPadに転送して、iPadの大きな画面で友達に旅行の様子を見せたい、という場合を想定しましょう。

大抵の場合「iPhone→パソコン」に移してから「パソコン→iPad」という2ステップが必要になるかと思うんですが、このソフトを使うと「iPhone→iPad」という風にダイレクトに転送することができます。

パソコンはあくまでiPhoneとiPadを仲介するだけなので、いちいちパソコンへ転送して、またiPadに移して、という二度手間が省けるのは非常にストレスフリーで使い勝手が良いですね。もちろん、iPhoneから別のiPhoneへ、iPadから別のiPadへ、という転送も可能です。

ほんの数枚程度の画像の場合、Apple製品間のやりとりで使える”AirDrop”という機能を利用すれば良いですが、旅行やイベントで撮った写真となると、数十枚、数百枚になることが多いと思います。その場合にはぜひこのソフトを利用してみていただきたいです(もちろん2つの端末をUSBケーブルでパソコンに接続する必要があります)

4.動画をダウンロードしてiOS端末に転送/Macに保存

僕がこの記事を書き始めた頃、旧バージョンを利用していたのですが…6月12日にアップデートされて新たに追加された新機能です。これやばい。

「人気動画」というところに書かれている通り、VimeoやYouTubeなど、人気の動画投稿サイトから動画を自分の端末にダウンロードできるようになりました。しかも、iPhoneやiPadへの転送までそのままやってくれるのでとても便利です!

単にMacに動画を保存したい場合にはもちろん、iPhoneやiPadへそのまま転送したい場合にはこれほど便利なソフトはありません。

上に貼ったスクショを見ていただければわかる通り「この動画の保存先」というところからMac/iPhone/iPadを選ぶことができます。

5.アプリごとのバックアップにも対応!

こちらも新バージョンで追加された機能です。本当はデメリットとして「アプリごとの転送/バックアップはできない」ということを書こうと思っていたのですが、ちょうどそれを阻止するタイミングで新機能をぶっ込んできました笑

iPhoneを接続し、メニューからアプリ一覧を開いて、こんな風にバックアップをとりたいアプリを選択すると、アプリのデータを個別に転送することができます。

※ただし、利用にあたっては、著作権やその他の権利関係に抵触しない範囲でお願いします!自己責任で!

シンプルでわかりやすいUIでありながら高機能。ユーザーにとってこれだけ親切なソフトはないと思います

さて、こちらのソフト、使い方に関しては公式サイトに記載されていますし、また他でレビューされてる方が詳細に書かれていたりもするので、あえて僕が書く必要はないでしょう。

そんなことより、僕が実際に使ってみた体感をしっかりお伝えできればと思います。

EaseUS MobiMoverのデメリット

僕は何かをレビューするとき「上げて下げる」のは嫌なので、先にデメリットを書いた後にメリットを書いていこうと思います(笑)

1.パソコン側に iTunesのインストールが必須

まあ、iPhoneユーザーであれば、大抵のパソコンにはiTunesがインストールされているでしょうから、そんな大したデメリットではないと思いますが…。

僕はMacBook Airを使っていますが、仕事上Windows環境も利用するので、MacBook Airの中にWindows環境を構築しています。

せっかくレビューを書くなら、Mac版だけじゃなくてWindows版も利用してみて、違いがあれば書いておこうと思ったのですが、Windows版を起動した時に「iTunesをインストールしてください」みたいなエラーが出て、仕方なくiTunesをインストールしました。結局、Windows版もMac版も一切違いがなかったんですけどね(笑)

ですので、iTunesを利用されていない方にとっては、最初にインストールする必要があるのでその点だけ面倒かもしれません。

2.アプリごとに転送することはできない

これは iOS端末の仕様上とか何かの問題で仕方ないのかもしれませんが、アプリごとの転送はできません。滅多に使わないけど残しておきたいアプリとか、容量を圧迫するのでアプリ内のデータごとパソコンに移しておければ良いのにな、と思いましたが、残念ながらそれはできないようです。

ただし、連絡先やメッセージ(SMS)、ノート、カレンダー、ミュージックやビデオなど、iOS端末にもともと入っている基本的なアプリのデータに関しては転送することが可能ですのでそこまで困ることはないかもしれません。

↑に書きましたが、2018/6/12のアップデートにより、iPhoneやiPadの全てのアプリを個別にバックアップすることが可能になりました!すごい!

EaseUS MobiMoverを使うメリット

続けて、僕がこのソフトをおすすめする理由や、どういうところに魅力を感じたか、ということを書いていきます。

1.シンプルなUI×過不足のない機能

このソフトは、iPhoneやiPadといったiOS端末のデータを移行したり、ファイルをパソコン上で管理することができる高機能なツールです。

↑これはiPhoneを接続してEaseUS MobiMoverを立ち上げたトップ画面です。

↑こちらはiPhoneを接続した時に利用できるメニュー画面。「これとこれとこれだけバックアップしたい」という風に個別にバックアップするのに最適です。

UI(ユーザーインターフェース)がとてもシンプルで、機能面でも無駄なものがついてない&欲しい機能は揃っているので、 iOS端末の容量を圧迫しているデータをパソコンに移したり、 iOS端末間でやりとりするのにこのソフト1本入れておけば間違いありません。

2.直感操作&数クリックで転送できる

このソフト自体が、 iOS端末のデータ転送に特化した作りになっているので、余計なナビゲーションは一切なく、 iOS端末をUSBで接続してソフトを起動するだけで、もうメインメニューが表示されます。

お店に入って席に着いたら、店員呼び出しボタンを押すまでもなくすぐにウェイターの方が「本日は何になさいますか?」と聞きにきてくれる、そんな感覚ですよね。

「どこからどこへ転送するか」を選んだあとは、転送するファイルを選んで「転送」ボタンを押すだけ。本当にこれだけなので迷いようがありません。

3.全ての機能を「無料」で使える

これだけ高機能なソフトですから、料金がかかって当然。このくらいの機能を備えたデータ転送ソフトは一般に有料で販売されています。

でも・・・EaseUS MobiMoverは、最近のアップデートで追加された新機能含めて全ての機能が「完全無料」で使うことができるんです!

「無料データ転送ツール」などと謳われているソフトって、基本的には「14日間無料ライセンス発行」とか「機能制限付きの試用版」とかそんな感じで後々有料版の購入に繋げる、っていうオチがほとんどです(というかビジネスとしてはそれが正解ですよね)。

でもこのソフトに限っては、そういう制限が一切なく、いつまでも無料で使い続けることができます。タダで全機能使えるわけなんだから、一度くらい試してみてもいいと思いますよね。

4.サポートや開発改良に対する姿勢が◎

僕はこのソフトを利用してみて、実は一つだけ気になる点がありました。

Windows版のソフトをインストールする際、Microsoft StoreからiTunesをダウンロード&インストールしました。しかし何度起動し直しても「iTunesをインストールしてください」のアラートが付きまといます。

これじゃあ自信を持っておすすめできない…ということでサポートにメールで問い合わせてみたところ、翌朝には返信が届きました。

その後、返信をいただいた通りに色々と確認してみましたが解決に至らず、自分でも色々試してみた結果、Microsoft StoreからインストールしたiTunesだとEaseUS MobiMoverが正常に認識しないため、Appleの公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールする必要があるようでした。

このバグに気づいた僕はすぐにサポートにメールで連絡したところ、今度は13分で返信が届きました笑

ご連絡ありがとうございます。

ご質問について、開発センターに聞いた結果、確かに今のバージョンはこのバグがあります。
来週バグを修復する予定です。修復した後、Windows StoreからインストールされたiTunesを正常に利用できます。

返信が速かったことにも驚きなのですが、すでにこのバグに関して修正が始まっていて、来週にはバグが修復されるとのこと。

ソフトの開発はもちろんありがたいのですが、リリース後のサポートが粗悪だったり、ユーザーからの意見に耳を傾けずアップデートしないというデベロッパも多い中、非常にサポートが丁寧で速く、バグを発見したらすぐに修正してアップデートをリリースしてくれる、その信頼感はとても大きなプラス要素だと思っています。

こんな人におすすめ

最後になりますが、EaseUS MobiMoverがどういう人におすすめかをお伝えして締めくくります。あ、言うまでもないですがiPhoneやiPadを利用されている方前提ですよー。

  • 端末の容量不足に悩まされている
  • 滅多に見返さない写真が大量にあるが、思い出なので消さずにパソコンに残しておきたい
  • iOS端末間でデータを共有したい
  • データのバックアップや復元が難しいと感じている
  • いざという時のために定期的にバックアップをとっておきたい
  • 今まで色んなデータ転送ツールを使ってみたが、どれも肌に合わなかった

他にも色々あるでしょうが、とにかくパソコン、iPhone、iPad間でのデータの転送がスムーズにできるため、手軽にデータをやりとりしたいという方には非常に頼もしいソフトになることは間違いないと思います。

Pro版(有料版)もあります

無料で一切の機能に制限がなく利用できるのは偽りのないことですが、有料版では以下の2点について優遇されているので、一部の方はこちらも検討されてはいかがでしょうか?

1.無償アップデートが利用できる

僕が経験したように、アップデート版がリリースされた際、無料版もリリースされれば良いですが、Pro版のみのアップデートということが多いようです。マイナーなアップデートに関してはPro版のみであることが多いでしょう。

Pro版を購入された方は、Pro版のアップデートがリリースされた際、追加費用なしで最新バージョンに切り替えることができるという特権がありますね。

2018/6/12に実施されたような大きなアップデートの際には無料版もリリースされるとは思うのですが、開発元の会社もボランティアで提供しているわけではないので、有料のPro版を優先的にアップデートしていく、というのは間違いないでしょう。(さすがに無料でそこまでは求めすぎだと思います笑)

2.商用利用が可能になる

これに関しては、大抵の人は当てはまらないと思います。

例えば「iPhoneのデータ移行を請け負います!」みたいなビジネスを始めるにあたってこちらのソフトを利用する場合には、商用利用に該当しますので、最初からPro版を購入する必要があります。

まずは試してみてください

まあたったこれだけの違いなので、いきなりPro版に手を出さなくとも、最初は無料版で良いと思います。ソフトの機能面は全て利用できるわけですし、僕は無料版でも何も困ることはありませんでした。必要性を感じた方だけ、Pro版に移行すれば良いと思います。

あ、ちなみに無料版から有料版にアップグレードしたら無料版でやりとりしていたデータが消えるとか、そういう不利益も一切なく、これまで通りにデータを管理できますのでご安心を。

ちなみに、Pro版の金額は、2018/7/1時点でこんな感じです。商用利用可能なソフトでこの金額って、正直安すぎると思いますけどね・・・

全機能を制限なく利用できる完全無料版をダウンロードするならこちら
→ https://jp.easeus.com/phone-transfer/mobimover-free.html

永久無償アップグレード&商用利用可のPro版を購入するならこちら
→ https://jp.easeus.com/phone-transfer/mobimover-buy.html

この記事が多くの人に読まれているようであれば、EaseUS MobiMoverの使い方に関する記事も別途用意しようかと思います。わからないことはコメントやメールで聞いてくださいな。

ではでは!