27歳にして自分がHSPだと気づいた話。生きづらさの理由がわかった

こんにちは!Kotaです。

今回は自分のパーソナルな内容になりますが、重い話ではありません!

ただ、僕と似たような感性を持った人も結構いるはずなので、そういう人とこの気持ちを分かち合いたいな〜と思って書いてみました。

それから、今回の記事ではHSPの特性についてあまり触れることはありませんが、非HSPの方にも理解して欲しいな、ってことを記事の後半で書いてみました。

もしよかったら、後半だけでも読んでもらえたら嬉しいです。

27歳にして、ようやくHSPであることに気づいた

ずっと違和感とか、人間関係のやりづらさや生きづらさみたいなものが自分の中にあって、それでも27年間頑張って生きてきたわけなんですけど、、

やっと、そう、やっとです!!その気持ちに名前がつきました!!おめでとうございます!笑

率直に、HSPということを知った時の気持ちってこんな感じです。生きづらさの原因がわかってちょっと気持ちが楽になったんですよね。

大きな人間関係のストレスがきっかけ

実は今年の10月くらいに、仕事上で大きな過ちをしてしまい、それが種になって2週間ほど大きなストレスを抱えたまま過ごすことになってしまいました。

普段は毎日7〜8時間くらい寝ないと活動できないくらいロングスリーパーで、食べても食べてもお腹が空くぐらいに食べることが好きだったのに、この時ばかりは寝られないし食べられない、気持ちの切り替えもうまくできない時期だったんです。

もちろん自分に非があるのでストレスの原因を作ったのも自分。咎められるのも仕方ない。

でも、その時に自分の全てのやる気がどこかに行ってしまって、このままじゃダメだと思っていても何もできない。

しまいに、その仕事の仲間(結構キツく言われました・・)と顔を合わせるだけでもビビってしまって目も合わせられない。

そしてその萎縮状態で何をやっても自分のパフォーマンスが発揮できない。

こんな感じで負のループから抜け出せない日が2週間くらい続いたと思います。

本当に今まで生きてきた中で一番大きなストレスがかかってしまって、現実世界から逃げたいという気持ちになった時期でした。

実際に、人生で初めて「お酒に逃げる」ということを経験しました。笑

コンビニでビールのロング缶を買って、イヤホンで音楽聴きながらビール片手に散歩していると心が落ち着いてきて、そのまま帰宅して入眠したり、何回もしましたよ・・・(苦笑)

どうしようもない気持ちをGoogleで検索

そうやって一時的に気持ちを紛らわすことはできたものの、どうしても元の生活に戻れず、あるとき今の自分を支配している気持ちをそのままGoogleの検索バーに入れて、ひたすら検索してみました。

そこでヒットしたのがHSPという言葉だったんですね。

最初はなんのことか分からなかったんですが、HSPの気質をどれくらい持っているかを診断できるサイトがあったのでそれをやってみました。

結果は「非常に強いHSPの可能性があります」とのこと。

HSP shindan

この診断結果が全てではないと思いつつも、他にもHSPの特性を書いたサイトをいくつか見たときに、めちゃくちゃ当てはまるところがあったので、間違いなくこれだよな〜って確信に変わりました。

そもそもHSPという言葉も知らなかったぐらいだったので、自分の抱えている感情や違和感に名前がついてホッとしたのと同時に、同じ感性を持った人が少なからずいるということに安心できたのを覚えています。

そもそもHSPって?

HSPって聞いたことない人の方が多いと思うんですけど、
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略です。

要するに「生まれつき感受性が強く、敏感な気質の人」というような意味なんですよね。「繊細さん」なんて呼ばれ方をすることが多いです。

ただ、精神疾患でもないですし、そういう性格なんだな〜ぐらいの認識で良いと思います。

とはいえ、性格というと周囲の環境や自分が関わっている人によって変わっていったりするものだと思うんですが、HSPはそういうものではないんです。

自分の感受性の高さをツマミひとつで調節できたらいいんですけど・・・そういうわけにはいかないんですよね。笑

特性を挙げ出したらキリがないですし、気になる人は色々と調べてみてもらえると嬉しいんですけど、いくつか挙げると

  • 突発的な大きな音にストレスを感じる
  • 強い光が苦手
  • 強いニオイも苦手
  • 他人の感情に敏感に反応してしまう

みたいな感じで、五感や精神的な感度が異常に高いせいで、普通に日常生活を送ったり人と関わっていく中でもストレスを感じやすい気質なんです。

だからといって一概に「外に出るのが嫌だ」とか「人と関わるのが嫌だ」とかそういう単純なものではないんですが・・・長くなりそうなのでこのくらいにしておきます。

とにかく感覚が敏感で、普通の人にとっては普通の刺激でもHSPの人にとっては刺激が強すぎて、恐怖を感じたり、不安になったり、強いストレスで体調に異変が起こったり、ということが多い人種だと思います。

HSPは理解されがたい

なんか、こういうのって、なかなか非HSPの人には理解されがたい感覚だと思うんです。

ピーマンが大好きな人にとってはピーマンが嫌いな人の感覚がわからないし、どうしてもピーマンが飲み込めない人に対して「噛んで飲み込むだけなのになんでできないの?」って思っちゃいますよね。

ジェットコースターが大好きな人には、ジェットコースターが苦手な人の気持ちも理解できないはずです。あんなに楽しい乗り物なのに・・・って思うはずです(ちなみに僕は苦手です)。

女性なら、生理痛を男性に理解してもらえない、という経験がある方は多いと思います(もちろん個人差は大いにあるでしょうけど)。
男性にはその痛さの度合いも辛さも、想像もつきません。

同じように、HSPの感覚も、非HSPの方にはなかなか理解するのは難しいことだと思います。当然のことですよね。

わかってもらえなくても認識を持って欲しい

人それぞれ、これまでの人生を自分の感覚値でしか生きてきていないので、そもそも他人の感覚をわかるなんて無理に決まってますよね。

でも、HSPの感覚が分からないなりに「そういう感じ方をする人もいるんだな」というくらいの認識をしてもらえたら、結構救われます。

あと、自分がどう感じるかを非HSPの人に伝えたときに「そういうふうに感じることは誰にでもあるよ」って言われることもあります。

ただ、HSPは「感受性が高すぎる人」なので、その感じるレベル(程度)が普通と大きく違う、ということなんですよね。

感じるレベルが高すぎると、どうしてもそのストレスから、いつもならできることができなかったりするものなんです。

さいごに

本当はまだまだ書きたいことはたくさんあるんですが、長くなりすぎるのでまた別記事で書いていけたらいいかなと思っています。

あと、誤解のないように言っておきますが、決してHSPであることを言い訳にするつもりはありませんし、保険をかけようとも免罪符だとも思っていません。

「自分はHSPだから〇〇できない」なんて言い訳ダサいですし、そんなこと言ってしまったら自分の成長が止まってしまいます。
自分の都合の良いようにHSPであることを利用するのはよろしくないですね!

ただし、例えば何か咎められるようなことをしてしまったとき、ものの言い方や伝え方ひとつで大きくメンタルに影響するのがHSPです。

高圧的な態度やきつい口調で言われると、態度や口調、空気感そのものに圧倒されてしまって、その人自体に恐怖を感じてしまいます。

結果、失敗したことについてどうすれば改善できるかな?という気持ちは二の次で
「どうしよう、怖い、逃げたい、関わりたくない」というネガティブな感情に支配されて、良い方向へ向かうことはほぼありません。

そして他人、とくに自分が恐怖心を感じている人から見られているとなると「次に失敗したらどうしよう」という気持ちが先行してしまい、怒られないように、失敗しないように、という思考で頭がいっぱいになってしまいます。

そうなるとまた、自分の能力を発揮できなかったり、パフォーマンスが落ちてしまったりして、また同じ失敗を繰り返したり・・・という具合に負のループに陥るのも事実です。

我ながらややこしい気質の人間だと思うわけですが、もし身の回りに繊細なタイプの人がいたら、少しだけ気を遣ってあげて欲しいなと思っています。

HSPの度合いも人それぞれで明確な線引きはないと思いますが、5人に1人は繊細な気質だと言われていますからね・・・!

そしてHSPの方は、共感してもらえればコメントやメールをください。仲間ができたようで嬉しいです。気軽に連絡してくださいね!