こないだ、Wi-Fiの無断使用が違法か、という記事を書いたんですが…今度は電気の話をしようかな、と。
例えばカフェやファーストフード店なんかで、勝手にスマホを充電している人を見かけたりしますよね。結論を言いましょう。あれは違法です。
違法だと分かっててやっているのか、知らずにやっているのか…とにかく法律違反に「知らなかった」は通用しないですよ。
刑法235条に「窃盗」の規定
当然ながら引っかかるのは「窃盗」っていう罪です。Wi-Fiの件でも紹介しましたが、簡単にいうと、「他人の財物を取ったら罰せられますよ」という内容。まぁいたって当たり前のことですが…。
問題は、電気がこの条文に書かれている「財物」に含まれるか、ということです。「財物」が一般的に何を指すかというと、いわゆる有体物(実体のあるもの)なわけです。
じゃあ電気は含まれない気がするんですが…?
刑法245条に「電気」の規定
これもWi-Fiの記事で触れたところなんですが、刑法第二百四十五条で、「電気は有体物と見なされる」ということが書かれているんです。電気をピンポイントで規定しているんだからもう言い逃れはできない。
店の許可があれば〇
もっとも、お店の方で「コンセントは自由にご利用ください」とかいう貼り紙をしていることもありますが、その場合はもちろん問題はありません。
要は「無断で使ってはいけない」ということですね。お気をつけください。