去年の暮れごろに、母親にiPad miniをプレゼントしてあげました。それはそれはすっごい喜んで、肌身離さず持ち歩いているようです。
それはいいとして、僕はApple製品を買うときは、だいたいAppleストアから買うようにしています。iPhoneはドコモで買ったんですが、今使っているMacbook AirやiPadはAppleストアからのお買い上げです。
そしてこないだ、なんとなくAppleストアを徘徊していると、iPhoneのページの一番下にこんな文言が。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
なんのこっちゃ、と思ってググってみたら結構面白かったので記事にしました。
”iPhone”という商標が「アイホン」という商標に似ている
iPhoneが日本に入ってきた頃です。アイホン株式会社という、インターホンでは日本で最も大きい会社なんですが、”iPhone”が「アイホン」の商標名に酷似している、という問題が起きたそうです。
確かによく似ている…。
消費者からの問い合わせが殺到したらしく、その後アイホン株式会社とApple社で協議を行ったようです。
協議の末に、「友好的合意」
協議の結果、アイホン株式会社が自社の商標をApple社にも使わせてあげる、という形で合意したようです。詳細な契約内容は公表されていませんが、アイホンの決算から推測するとそのライセンス料はなんと年間1億円だとか言われてます…。
まあこういう事情があって、Appleストアにあんなことが書いてあったんですね。
アイホン、iPhoneの商標問題でAppleと「友好的合意」
iPhoneは「アイフォーン」と読むらしい
この件に関して余談です。
この協議の後の報道で、新聞などではiPhoneの読みを「アイフォーン」と書いていました。普通、iPhoneをそのまま読めば「アイフォン」じゃないですか?(僕もこないだまでそう読んでいました)
しかし、正式に「アイフォーン」らしいです。Apple広報部がそう言っているので。
ちなみに、このMacでも、「アイフォーン」で登録されています。「アイフォン」では”iPhone”と変換されないんですが、「アイフォーン」ではちゃんと”iPhone”と変換されるんです。
やはり、商標が似ているので意識してるんでしょうかね。
僕は法学部生なので、法律の勉強なんかをしてると商標権なんてのももちろん出てくるわけですが、こういう事例があるとなかなか面白かったりします(笑)